筆算は好きですか?
筆算はそんなに難しい学習ではありません。
それに、筆算の仕組みを知らなくても計算ができます。
筆算はとても便利な計算の方法なのですが、どうしても好きになれません。
便利だとわかっているのに、どうして好きになれないのでしょう。
原因は2つ考えられます。
1つは過剰な練習のせいです
いやというほど練習問題をさせられたことがありませんか?
私は、プリントにびっしり並んでいる筆算の練習問題に”ウンザリ”していました。
量が多すぎると、やる気がなえます。
そして、計算ミスをして100点が取れないのです。
「どうしてこんな計算ミスしたのだろう」
私は算数に向いてないんだ、こんなことを考えていました。
原因の2つ目は
筆算は「できて当たり前」の風潮です。
100点が当たり前とみんな思っていますから、95点でも褒められません。
ミスとしかカウントされません。
そして、そのミスをなくすためにまた大量の練習問題が、、、
負のループですね!
このように
筆算のやりすぎは自信を喪失させることに繋がります。
計算ミスは、単に集中力の問題の場合も多いのです。
適度に問題をこなし、計算に自信をつけることが大事です。
特に算数に自信がないと思っている人なら尚更です。
「練習を適度にこなす」というと
“なまぬるい”と思う方もいらっしゃるでしょう。
でも、練習を否定しているわけではありません。
「きっちり」練習するところは、やはり、あります。
その所は、後ほど説明をします。
筆算で大事なのは、筆算の考え方です。
考え方がわかれば、便利さが実感できます。
便利さを実感するために練習問題をするのです。
適度な練習量を、、、
ここから筆算の効率的な学習の進め方に入っていきます。
目次
1 たし算
・筆算の考え方
・くり上がりの筆算
・いろいろな筆算
・たし算の決まり
2 ひき算
・筆算の考え方
・くり下がりの筆算
・いろいろな筆算
・答えのたしかめ
3 筆算の練習問題
4 筆算の練習ポイント
5 まとめ
1たし算
・筆算の考え方
32+14の計算のしかたを、数え棒(計算棒)をつかって考えましょう。
筆算の考え方に集中したいので、”繰り上がり”のない問題からはじめます。